生存確認　２

旧ソ連というエリアが、こんなにもこんなにも、こおんなにも、クソッタレだと一体誰が予想できただろうか？

生存確認です。
書くことは山のようにあるが、呑気にブログなんか更新してるような状態じゃなかったのです。

カザフスタンという、ドつぼのクソッタレの、もうケツの穴のような酷い国で、泥棒と、泥棒のような官憲とにボコボコにやられて、僕は所持金の大半を失ってしまったのだ。

なんとかウズベキスタンへは抜ける事ができたが、そこでデッドエンド。
もうどこにも行けない。

それでこの一週間というもの、日本からの送金手配に駆けずり回っていた。
なにしろここは旧ソ連だし、こちとらは一介の旅行者だし、かなり困難な状況だった。

節約のため飯もろくに食わず、寝つきは悪く、寝覚めは最悪だった。
旅先でこんなピンチに陥ったのは初めてのことだ。
何度も目の前が暗くなった。

しかし、日本にいる家族、友人らの協力で、本日無事に送金を受けることができた。

まずはわが母に最大級の感謝。
さぞかし寿命を縮めてしまったことだろう。
心配かけて申し訳ない。
ドラ息子はここにこうして無事です。

それから大阪のMさん。
あらゆる送金方法を調べてくれ、かつ励ましの言葉をいっぱいもらった。絶対助けるから、とまで言ってくれた。
目頭が熱くなっちまったぜ。
ありがとう。

東京のHさん。
送金元の銀行へわざわざ出向いてくれて、すごく迅速に対応してくれた。お陰で本来二週間かかる送金手続きが三日で済んだ。
彼女は僕の、いわば戦友なのだ。
これまでも二人で様々な問題を共有し、解決してきた。
本当にありがとう。

在ウズベキスタン日本大使館領事のKさんにも感謝。
多忙の折、招かれざる客であるはずの薄汚いバックパッカーの話を聞いてくれ、親身になって考えてくれた。
ありがとうございます。


という訳で、最大の窮地を脱し、ようやく普通に飯を食い、枕を高くして眠れるという仕儀となった。

カザフのクソッタレぶりについては、次回、恨みをこめて長々と書きます。
ヘイメン、ファックオフ。