23 April
景 19 カオサンロード
チャオプラヤ河船着き場のカフェ。
客はほとんどいなかったが、アイスモカが出て来るのに20分かかった。
暇な時間というのはバックパッカーの基本的な資質である。
焼きそば屋台の母子。
女の子が可愛かったので、昼食はここで。
タリンチャン水上マーケットの船上厨房。
焼き鳥の香ばしい香りが立ちこめる。
99バーツの水路ツアーはみっちり3時間。
狭い船内、固い木の椅子、照りつける太陽。
ハイライトも何もなくただひたすら水上を行く。
尻が痛くなった。
カオサンロード。
バックパッカーにとってバンコクと言えばここ。
旅行者に必要な事も、特に必要でない事も、あらゆる事がこの通りで済ませられる。
付近の物価は年々じりじりと上昇している。
十年前はこの焼きそばも半額以下だったと記憶している。
ワットチャナソンクラム境内。
カオサンの喧噪からわずか5メートル向こうにはこんなにも静かな空間がある。
路上にテーブルを並べた安食堂。
僕はこの食堂に10年以上通っている。
皮がパリッとしたタイ式バナナクレープのロティ。
練乳と粗目の砂糖をたっぷりかけていただく。
カオサンの魅力とは何か?
それは誰もがアホになれる事である。
何もしない。何も考えない。
流れて行く時間を横目で見やりながら、ただただビールを飲んでいればよい。
04:53:35 |
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30 December
06 December
15 November
景 16 香港
18年前、生まれて初めて訪れた国はオーストラリア、なのだが…。
香港経由便だったので、厳密には、僕の海外第一歩目は香港啓徳空港にて記された事になる。
着陸の瞬間、機内では一斉に拍手が起こった。
高層ビルの群れへ突っ込んで行く派手なランディングで、大いに肝を冷やした事をよく覚えている。
嘘か本当か知らないが、往時の啓徳空港は世界で二番目に着陸が難しい空港だと聞いた。
一番はどこだろうか?
二度目の訪問は学生時代の冬休みに。
三度目は何ヶ月にも及ぶアジア横断の起点として。
そして、四度目。
香港へ行ったならば、何はさておき飲茶へと出向かなければならない。
蒸籠をうずたかく積み上げたワゴンが店内を巡回する。
呼び止めて蓋を取ってもらうと、湯気がもうっと上がる。
各種蒸し物、揚げ物、煮込みなどの小皿料理を、お茶を何杯も何杯も飲みながら、飽く事なく食べ続けるのだ。
これが夢のように美味しい。
亀ゼリー屋。
猥雑な路地裏に所狭しと様々な商店が並ぶ。
廟街には露店が出る。
食堂のガラス窓の向こうには大抵鶏やアヒルがぶら下がっている。
広西省は橋の米の線を通ります。
そう言い切られると、奇妙な説得力がありますね。
名物ダブルデッカー。
ご存知の通り長く大英帝国の統治下にあったので、通りや駅には英語名がついている事が多い。
麺の美味さはアジア圏随一。
はやい、うまい、やすい。
このイカのすり身団子はちょっと信じられないくらい美味かった。
香港は港町でもある。
海のある街はいい。
僕が好きなのは全てが港町。
イスタンブール、バルセロナ、神戸、フリマントル、エッサウィラ、ドブロブニク。
かの深夜特急の主人公は、この街を熱に浮かされたように毎日歩き回ったという。
それから30年以上を経た現在でも、その魅力の本質はさほど変わっていないようだ。
00:13:41 |
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01 November
景 15 ヴェトナム
ホーチミンシティ 「大通り」
ホーチミンシティ 「残滓」
ホーチミンシティ 「揚げパン屋台」
ホーチミンシティ 「ストリームオブモータサイコー」
ホーチミンシティ 「中央郵便局」
フエ 「国旗掲揚台」
DMZ 「対米戦争」
ホイアン 「外国人街」
ホイアン 「天秤棒」
ミーソン 「遺跡」
ミーソン近郊 「水田」
02:58:06 |
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